標準装備とは程遠い、住宅展示場のモデルハウス

自分の理想に適ったマイホームを手に入れるには、良い依頼先を選ぶことが肝心です。通常はハウスメーカーか工務店にお願いすることになる訳ですが、事前に住宅展示場を訪れる人も少なくありません。施工事例ならカタログや写真でもチェックできるとは言え、やはり「実物を見てから決めたい」というニーズがあるからでしょう。

しかし住宅展示場のモデルハウスを見ても、実際は殆ど参考になりません。オプションがあまりに多すぎて、標準装備の住宅とは言い難いからです。こうしたモデルハウスは、各ハウスメーカーで建築できる最高水準の家だと思って下さい。仮にそれらと同じ住宅を建設するなら、1億円以上の建築費用がかかることもあります。

まずは情報収集をして、耐震性能や予算の確認を

しかも住宅展示場内では、営業担当者の話を長々と聞かされたり、「今なら割引が受けられる」「近く値上がりする予定」などど契約を急かされたりします。これでは冷静な判断ができなくなる恐れもあり、決して良い家づくりはできません。確かに贅を尽くしたモデルハウスは魅力的ですが、住居の住み心地の良し悪しを決めるのは、外装でも内装でもオプションの数でもないのです。

それよりも外見からは分かりにくい耐震性や断熱性、遮音性といった機能面に着目すべきでしょう。性能の優れた住宅を建築できるハウスメーカーなら、必ずその点をアピールするはずです。購入者としては、まず性能に関する知識を収集し、予算も考慮に入れ、自分の条件に合った家づくりができそうな依頼先を取捨選択していきましょう。モデルハウスの見学は、候補先を数社に絞ってから、各メーカーの施工事例を確認する程度で良いと思います。

注文住宅では、住宅設計の段階から入り込んでハウスメーカーと一緒に作り上げていきます。建築材料も予算に応じて選ぶことが出来ます。

エルドアカジノキャッシュアウト